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瑠璃の日記(2004年7月)

2004年7月◇日   「乗り換え時?」

男友達(既婚者)よりメール。
「1時間くらいお茶できる?」
彼がこういうメールくれるときって、大方は彼女さんと会うまでの時間潰しなんですよねf(^ー^;
まあ私も暇なので、ほいほいと応じて待ち合わせ場所へ。

久々に会うので、お互いの近況を話します。不倫友達(?)なので、話題の中心は不倫話。あなた相変わらず鬼畜なことやっているのねえ(人のことは言えませんがf(^ー^;)。『やっぱりこの人とこの先お付き合いする可能性はないなあ』なんて再確認です(笑)。

私がダーリンに放置されていることも聞いてもらいました。友達曰く「乗り換え時かもな」。乗り換え時……。友達とバイバイした後も、ちょと考えてしまいました。でもなんだか違和感があるなあ……。と、ふと気付いたのが、今の状況って「乗り換え時」と言うよりむしろ「乗り換えられ時」っぽいかも(T-T)

2004年7月△日   「最後の手段」

結局ダーリンからは全然連絡ありません。もう1ヶ月。『いつものことだし多分大丈夫』とは思うのですが、それでも夜になるといろんな可能性を考えてしまいます。もしダーリンが私と別れたいなら、かえって電話をくれそうな気もするし……。縁起が悪いけど、もし訃報なら私の職場にも連絡が来るだろうし……。でも病気とか事故とかくらいなら伝わってこないかも?一応ダーリンやダーリンのご家族の名前でググって、事故のニュースがないか見てみたり。ああ、なんだか私ってストーカーっぽいなあ(--、)

この不安グルグルの連鎖を断ち切るため、結局最終手段を使うことにしました。ダーリンの職場にイタ電です。偽名を使ってダーリンに取り次いでもらいます。
私「もしもし瑠璃です」
ダ「あ……こんにちは」
私「仕事中に電話してごめんなさい」
ダ「いえ、大丈夫です」
私「あの……また電話ください」
ダ「はい、かしこまりました。ありがとうございます」
ダーリンが元気で一安心したのと、こんな手段を使う自分が悲しいのとで、電話を切った後少し涙が出ました。

その夜、ダーリンから電話がありました。
ダ「ずっと電話しなくてごめんね」
私「私も仕事中に電話してごめんなさい」
それからお互いの近況を話します。連絡がなかった間、ダーリンはとっても忙しかったようです。そしてこれからも忙しそう。
私「まだいつ会えるか分かりませんか?」
ダ「うん、また連絡するよ」
私「……会えない間に、私の誕生日が終わってしまったんです」
今年は私の誕生日も放置されたままだったのです(泣)。ダーリンは覚えていないだろうからいつもは前もって言っておくのですが、今回はずっと連絡がなくて言うことさえできなかったので(--、)
ダ「あ、本当だね……おめでとう」
私「うん。……今度会うときはスパゲティーをごちそうしてほしい」
まだダーリンとお祝いできていないので、私の中では誕生日保留中なのです。
ダ「うん、そうする」

ずっと連絡がなかったのは、やはりただ忙しかっただけでなく、ダーリンの心が私から離れていたというのもあるんだろうなーと思います。ダーリン自身も自覚していないのかもしれませんが。それでもやっぱり私はダーリンが好き、なのだから、仕方がありませんねえ。

2004年7月#日   「かわいい人」

↑この2日後に、早速ダーリンから電話がありました。ダーリンって分かりやすいわf(^ー^;
ダ「今日は帰るの早いでしょ?」
私「そうですねー、どうしたんですか?」
ダ「今日は○○(←ダーリンのご家族)の誕生日なんだ」
私「おめでとうございます(^-^)」
ダ「ありがとう」
こういうこと言ってくれるのってダーリンらしいなあf(^ー^;
私がキレて「家族の誕生日のためなら早く帰るのに、どうして私の誕生日は忘れるの!」……なんて展開は想像もしてないらしい(まさか私もそんなこと言いませんが)。こういう無邪気なダーリンが可愛いなあ、と思ってしまう私です。

2004年7月○日   「突然!」

仕事から帰宅したところに、ダーリンから電話。
ダ「今出張の帰りで、○○駅なんだ。△時には帰らないといけないんだけど……少し会えるかな?」
なんと!ええと、今○○駅で△時までって……会えても1時間弱?まさか会えるなんて思わず気を抜いていたので、私の部屋はものすごく汚いし(汗)。うーん、微妙かも。
私「今度の▽曜日は会えませんか?」
ダ「その日は……で」
私「じゃあ他の日は?」
ダーリンは「この日はなんとかで、この日までに云々しないといけなくて……」と細かく説明してくれます。じゃあ一体いつ会えるの?ってのは結局よく分からないのですがf(^ー^;
うーん、これなら会ってお互いの予定をすり合わせたほうが早いかも。
私「じゃあ、やっぱり今日会いましょう」
ダ「大丈夫?◇◇駅(←私の家の最寄駅)まで行こうか?」
私「あー、それなら私の家に来てもらったほうがいいですよね」(←最寄り駅付近に落ち着けそうなお店がないのでf(^ー^;)
電話を切ってバタバタとお片付け。

なんとかなった(か?)頃にダーリン到着です。
ダ「はい、お土産。アイスだから冷凍庫に入れてくれる?」
私「わあ、ありがとうございますっ♪」
会うのはかなり久し振りのハズなのですが、バタバタしたせいもあってか、特別の緊張も感慨もなく。いつものダーリン♪という感じです。ダーリンにお茶を出して、ぴと、とくっつきます。
ダ「すごく汗かいているでしょ?」
私「本当ですねえ。上、全部脱ぎますか?」
ダ「うん」
と上半身裸のダーリン。やっぱりかっこいい♪
私「今日はコンドーム、買ってきてませんよね?」
3月に「買ってきてください」とお願いしてからあまり会えなくてそのままになっていたのですが、前回シタとき(って5月ですねえ……)になくなっていたのでした。先ほど電話を切ってから、思い出したのです。
ダ「うん」
私「まあ今日は時間がないからいいですよね」
と2人とも上半身だけ脱いで、ぺたぺたします。

ダーリンが来るまでは『時間もコンドームもないし、今日はお話するだけでいいかー』と思っていたのですが、やっぱりダーリンとぺたぺたするのはとても幸せです(*^-^*)
ダーリンも愛しそうに見つめて頭をなでてくれたり、とっても優しいキスを沢山してくれたり。「去るものは日々に疎し」だった2人の関係が、元に戻ったようでした♪
ダ「紐、出してもらえるかな?」
わ、嬉しいんですけど……。
私「でも時間が」
今から盛り上がってしまうと、ダーリンが時間に帰れなくなってしまいそうです。
ダ「本当だ。また今度改めて、だね」
私「次はちゃんと時間を取って、誕生日のお祝いをしてほしい」
ダ「そうだね……。じゃあ起きて予定を決めようか?シャワー借りていい?」
私「え、シャワー浴びますか?」
ダ「うん、いいかな?」
ダーリンに時間がないと思って、こちらから攻めるのはやめておいたのに!こんなことならなめなめしておけば良かったなあ。これも次までおあずけです(T-T)

シャワーから出てきたダーリンとおやつの時間♪ダーリンのお土産はハーゲンダッツのアイスで、バニラ・抹茶・あずきの3種類。ダーリン渋すぎ(笑)。
ダ「どの味がいい?」
私「3つとも開けて、一緒に食べましょうよ(^-^)」
ダ「3つも食べられるかな?」
私「残ったら蓋をして冷凍しなおしますし」
とゴージャスにまとめ食い!さすがハーゲンダッツ、どれもおいしいなあ♪そしてやっぱりダーリンと一緒だから余計においしく感じるのです(*^-^*)

そしてダーリンと私のスケジュール帳をつきあわせます。けどどう考えても、予定を立てるのは無理っぽいです。楽しみにしていたセミナーも、私しか当選していなかったようですし(--、)
私「ダーリン。連絡のない間考えていたんですけど、プリペイド式携帯持ってもらえませんか?月々1,500円くらいで持てるので」
会えない間に『こちらから連絡を取る方法ってないかな?』と考えていたら、知り合いでプリペイド式携帯を持ってる方がいて、これだ!と思ったのです。ダーリンも少し興味を示してくれたので、携帯電話会社のサイトを一緒に見ます。でも最初に電話機を買わなきゃいけないのを知ったダーリンは、
ダ「いきなりこんな高いもの持っていたら、怪しまれるから……」
高い、って言っても5,000円くらいなんですけど(T-T)
私「私がお金出してもいいから、持ってほしい」
ダ「いや、携帯は勘弁して。これからメールでこまめに連絡取るから」
私「でも今までのことがあるから、信用できないし!」
ダ「ははは、ちゃんと連絡するよ」
私「今度1週間連絡なかったら、携帯買って用意しておきますからね」
ダ「いやいや、それはやめておいて」
私「じゃあ家に電話する( - ゛-)」
ダ「それも困るんだけどf(^ー^;」
結局ダーリンには取り合ってもらえませんでした(T-T)
まあさすがのダーリンも、これくらい言えばしばらくは連絡くれるでしょうが。でももし今度連絡が途切れたら、本当にプリペイド式携帯を買ってやるっ!と、ダーリンから連絡が来ないのを少し待ち望んでたりします(笑)。

コラム(3)   「でえじにしてくんな」

今回のコラムはさっと短く。

「でえじにしてくんな」は太宰治の小説に出てくるのセリフです。ずっと「ヴィヨンの妻」の中にあったと勘違いしていたのですが、今回コラムのために読み返して「おさん」だったことが分かりました。「おさん」がとんでもない話で困ってしまったんですが、そのまま書こうと思っていたことを書くことにします。

「いいえ、だからそう言ったじゃないの。なんとも思ってやしないわよ、って。いいのよ、あたしは利巧なんですから。ただね、時々は、でえじにしてくんな。」
 と言って私が笑うと、夫も月光を浴びた白い歯を見せて笑いました。私の小さい頃に死んだ私の里の祖父母は、よく夫婦喧嘩をして、そのたんびに、おばあさんが、でえじにしてくんな、とおじいさんに言い、私は子供心にもおかしくて、結婚してから夫にもその事を知らせて、二人で大笑いしたものでした。(太宰治「ヴィヨンの妻」青空文庫より)

この小説を読んだのは随分前ですが(多分高校生か大学生のとき)、「でえじにしてくんな」のセリフは今もふと思い出すことがあります。なかなか帰ってこなくて、お金を入れてくれなくて、よそで浮気をして。そんな夫に言いたいことはいくらでもあるだろうに、「でえじにしてくんな」と笑う。こういう「耐え忍ぶ女」ってもうはやらないかもしれませんが、やっぱりいじらしくって綺麗だな、と私は思います。男の人はかえっていたたまれなくなってしまうものかもしれませんけど。

という訳で、不倫中の皆様、これからは「でえじにしてくんな」を活用してください(笑)。

それにしても太宰治って、こんなに自殺することのバカらしさを客観的に書ける人なのに、なんで自殺してしまったのかなあ、と疑問です。生きて、面白い小説をもっと沢山書いてほしかったな。

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