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瑠璃の日記(2003年12月)

2003年12月△日   「困った人です」

夜遅く、ダーリンより電話。
ダ「今度の●曜日さあ……」
むむ、この口調はドタキャンですか、えーん(泣)。あれ、待てよ、●曜日?
私「次に会うのは▲曜日ですよ」
ダ「え、そうだった?」
私「はい。スケジュール帳に書いていませんでした?」
ダ「……本当だ、書いてる」
ダーリンには約束の日を間違えた前科があるので、予定はスケジュール帳に書くよう目を光らせているのですが、それでもダメなのかー(T-T)
私「▲曜日なら大丈夫ですか?」
ダ「うん、大丈夫」
結果的に今回は会えるのでいいのですが……。お願いしますよお、ダーリンf(^ー^;

2003年12月▽日   「片恋」

朝からお腹が痛くて目が覚めました。むむー、生理が始まってしまった!ダーリンと会える日なのになあ(T-T)

という訳で今日は挿入なしで、ダーリンが私を沢山気持ち良くしてくれました。1つになれない、幸せなせつなさ、もどかしさ。挿入できないときほどSEXの本質を感じるものなのかもしれません。

終わった後はダーリンとお話。ダーリンを質問攻めにしていました。「若い頃どんなHな本を見ていたの?」とか「どんな妄想してた?」とか「どんな女の人に誘惑されたらついていく?」とか、いろいろ。ダーリンは正直に何でも答えてくれます(最後の問いの答えは「ジョディー・フォスター」らしい(笑))。
私「他にも聞きたいことあるんですけど、怖いから」
ダ「聞いておけばいいんじゃないの?」
少し迷いましたが、聞いてみることにしました。
私「……どうして私と一緒には暮らしたくないんですか?」
今年の1月、ダーリンに「もし妻も子供もいなくても、瑠璃とは一緒に住まなかったと思う」と言われたとき、聞きそびれてしまった「なぜ?」はずっと気になっていたんです。しばらく考え込んだ後、ダーリンが口にした答え。
「気を遣いながら付き合うのと、ずっと一緒にいるのは違うから。…食べ物の好みとか、休日の過ごし方とか、お金の使い方とか、合わなくなると思う」
この答えは私には意外で、とてもショックでした。私はそんな部分でダーリンとのズレを感じたことはなく、むしろ合うほうだと思っていたくらいでしたから。私が作った料理を「おいしい」って食べてくれてたのも、実はダーリンは無理をしていたのかなあ……。とにかく「悪い部分を直せばいい」って問題ではなくて、「私が私だからダメなんだ」ということは良く分かりました。私の片想い、なんですよね。

私「ああ。クソミソに言われてしまった(T-T)」
ダ「これってクソミソに言ったことになるのかなあ?」
私「はい」
ダ「瑠璃はいい人だし、将来のために頑張っているし、才能もあるし、僕は尊敬しているよ」
私「それは分かっていますけど……」
お互いに尊敬しあい、高めあえる関係。それは私の望んだことです。でもそれだけじゃなくて、やっぱり私も「普通の女の子みたいに愛されたい」と思ってしまいます。私がないものねだりの欲張りなのかなあ(--、)
ダ「僕に合わない、ってだけで、他に瑠璃と合う人はいると思うよ?」
私「女は好きな人が全てなんですから、好きな人と合わないっていうのは致命的なんですよ」
ダ「そうなのか……。こんなにいい人をクソミソにしか言えないなんて、僕ってダメだな……」
とダーリンが落ち込み出し。
私「仕方ありませんよ、事実なんですから」
って私が何故か励ましているしf(^ー^;
ダ「僕変わらなきゃいけないんだろうな。40年以上こう生きてきたから、無理かもしれないけど」
私「私もダーリンは変わらないと思います。いいんですよ、ダーリン。そのままでいてください」

クソミソに言われているのは分かっていても、やっぱりどうしてもダーリンが好きで。いつもは決して言わない質問をしてみました。
私「ダーリンは私のこと、可愛いと思ってますか?」
ダ「うん、思ってるよ」
私「私のこと、好き?」
ダ「うん」
私「えへへ(*^-^*)」
ダーリンの中では「私とずっと暮らしたら合わない」という気持ちと、「私が可愛い・好き」という気持ちが矛盾せずに共存しているようです。私たちは不倫で一緒に暮らす可能性なんてないんだから、これで十分、なんだよなあ。

その後、いつものように楽しくお茶タイムを過ごしてダーリンが帰りましたが、私はやはり悲しくて1人でポロポロと泣いていました。そのときふと思い出したのが、雑誌のフリーダ・カーロ特集です。ちょっとしたブームだったのでご存知かもしれませんが、フリーダはメキシコの女流画家です。彼女が家出中に夫ディエゴに送った手紙↓

「今までの私の激しい怒りは、結局、私は自分の肌身以上にあなたを愛しているということ、そしてあなたのほうは私ほどではなくても、それでもいくらかは私を愛しているということを、悟らせてくれました。……私はこれが続くことを望みます。それで満足です。」(芸術新潮2003年9月号より)

今年「フリーダ・カーロとその時代」展(東京・大阪・名古屋と巡回し終わって、2004年1月4日から2月22日までは高知県立美術館で見られます)で実物の絵を見ました。ある静物画につけられた「あなたをどれだけ愛しているか」(だったと思う)という題が、フリーダの絵をよく表していたと思います。会場で絵を見ていた私はキャンバスから溢れ出る深い深い愛に包まれて、じーんと涙が出てしまいました。そして今日も雑誌に掲載されたフリーダの絵を見て、悲しみが吸い込まれていくようでした。

芸術新潮で森村泰昌(美術家)がフリーダを「ええかっこしい」と評しています。浮気性の夫(フリーダの妹にまで手を出した!)への怒り・嫉妬・憎悪・悲しみを愛に昇華して描いたフリーダは確かに「ええかっこしい」なのかもしれません。でも上辺だけの「ええかっこしい」ではあれだけ愛を溢れさせる絵は描けないなー、正真正銘の「ええかっこしい」なんだろうなあ、と思います。私もせめてフリーダの10分の1くらいは、深い愛を持てる人になりないな。

2003年12月♪日   「一足お先のクリスマス」

今回も会う前日に電話が。
ダ「今日だっけ?明日だっけ?」
いいんですけどね……(泣)。

少し時期は早いのですが、ダーリンと会えるのも今年最後ということで、今日はクリスマスのお祝いです♪口に合わないって思われるのかもなあ……と思いつつも、料理とケーキを作る私。けなげだわあ。料理はチキンの丸焼き、なんて私には無理f(^ー^;なので、クリームシチュー鶏肉入りにしました。クリームシチューはホワイトソースの缶詰を使うと素早くおいしくできますよ(ホワイトソースも自分で作ったらいいんですけど(汗))。

そしてケーキはミルクレープ!バレンタインのときに買った「はじめてのお菓子」という本に載っていてました。クレープの間にフルーツを沢山はさむのです♪本の材料は「いちご、キーウィー、バナナ」になっていましたが、いちごは今の季節お高いので(汗)替わりに柿を入れることにしました。これならいちご1パック分の値段で果物3種類揃います。そして生クリームはスーパーで特売100円!クレープは家にあるものでできるし、経済的だな〜♪

まずはクレープ作成(これとシチューは前日に作っておきました)。クレープってもっと難しいイメージがあったのですが、ふっ素加工のフライパンなら簡単にさくさくできるんですねー。ちょっと感動。そして今日はミルクレープをぺたぺた組み立て。味見にクリームだけペロっと舐めてみたのですが、普段食べるケーキの生クリームより、スカスカした味かも。入っていた紙パックを見てみると「ホイップクリーム」。これって生クリームとは違うの???植物性だからダメなのかなあ(T-T)
ここで止める訳にもいかないので、とにかく完成させました。うーん、ホールケーキができてしまったよ。これがマズかったらどうしたらいいんだろ(-_-;)

ミルクレープの写真

ケーキカットはダーリンが来てからするつもりでしたが、あまりに心配なので味見してみることにしました。ドキドキもぐもぐ……。う、うまい(T▽T)
すごーくさっぱりしていて、いくらでも食べられる感じにできあがっていました。きゃあ、成功です♪
(とてもおいしそうには見えませんが(汗)、こんな感じでした→)


ダーリンのことも忘れ(笑)夢中で食べていたら、「ピンポーン」。あれ?
ダ「ごめん、電話できなくて」
いつも駅から電話をくれるダーリンが、家に直接来てくれました。私、フォーク持ったままだし(笑)。お出迎えのキス。
私「ケーキを味見してたから、生クリーム味でしょ?(^-^)」
ダ「本当だ(笑)」

シチューとケーキはもちろん後回しで、ベッドイン。ですが私は前に会ったときのブルーな気分を引きずったままだったんです。前回縛ってもらったときに「痛めつけてほしい」ってお願いしたのは私自身なのですが、今日はダーリンがきつく縛られながら、『ダーリンは私が憎いんじゃないか?』と思えてしまって。怖くて怖くて仕方ありませんでした。とか言いつつ、いつもより感じてしまったのですがf(^ー^;
終わった後、
ダ「強く縛りすぎたかな?跡が残ってないといいけど」
と縛っていた部分をさすってくれるダーリン。ああ、いつものダーリンなんだ……。私を気持ち良くするためにしてくれているのに、疑ったりしてごめんなさいm(_ _)m

その後ピロートーク(?)で「『いもたこなんきん』ってどれもすごくおいしいですよねえ」とか「栗の花と精液の匂いは似ているらしい」とか「犬は飼い主の浮気に気がつくか?」とか、いつも通りの取るに足りない話を沢山しました(何故こんな話になったのか、覚えていませんが……)。話している間に私の平常心も戻ってきて。やっぱりダーリンのことがとても好きなんだよなー、と改めて思います。

ダーリンがシャワーを浴びた後、一緒にシチューとケーキを食べました♪ダーリンは「すごくおいしい」って喜んでくれます。
私「食べ物の好みが合わないなら、迷惑じゃないか心配だったんです。いつも『おいしい』って言ってくれてたのも嘘なのかなーって」
ダ「嘘じゃないよ。いつも本当においしいから。合わない、っていうのはそういうことじゃないんだ」
だったらどういうことなの???というのは敢えてツッコミませんでした。確かに今日の「おいしい」も今までも、嘘とは思えないし(もしこれが嘘なら、ダーリンはかなりの演技派)。たとえどんなに詳しく説明してもらったところで、ダーリンの考えていること全てを理解するのは不可能なのでしょう。だったら、ダーリンの「おいしい」をそのままありがたく受け取っておこう、そう思いました(またいつか聞きたくなるのかもしれませんが)。

お茶をしながら、ダーリンが趣味で作った作品を見せてもらいました。ひゃー、すごくかっこいいっ(@_@)
私「すごくいいですね!さすがダーリン」
ダ「ほんと?」
私「うんっ、本当に」
ダ「ありがとう。元気が出たよ。頑張る」
ええ?そうなんだー。ダーリン本当に嬉しそうです。ダーリンにとって私の存在価値ってあるんだなあ、って当たり前のことかもしれませんが。でも私もとっても嬉しいです(*^-^*)

ダーリンお帰りの時間。いつものようにマンション玄関までお見送り、ですが。
私「あっ、今日はついていくつもりだったんだ!上着取ってくるんでちょっと待っててください!」
と出直して、駅まで一緒に行きました。私の最寄り駅近くでちょっとしたイルミネーションが見られるんですよね。いつも遠目では見ていたのですが、今年はクリスマス気分の締めくくりにダーリンと見に行こうと決めていたのです。
ダ「うわあ、これは綺麗だねえ」
繁華街ではないのでナメていたのですが、これがなかなか立派でした。人も全然いないし、これは穴場かもー♪実はダーリン、電飾好きなのです。
私「ダーリンと一緒だから余計に綺麗に見えます(*^-^*)」
ダ「それは良かった」(←ダーリンの口癖)
来年も一緒に見に行きましょうね♪

2003年12月#日   「留守電」

「別に用件はありません。では風邪引かないように。それではおやすみなさい」
おおっ、ダーリンからの留守電です!この間しゃべったことの効果が早速出たみたい♪

私「普通不倫している人はねえ、年末年始とかお盆とかゴールデンウィークとかには、会えないし連絡取れないからって泣くものなんですよ。私は放置されなれているから、別にどうってことありませんけど」
ダ「僕ってヒドイ男だよねえ、クリスマスにプレゼントも持ってこないし」
私「ホテルでディナーを予約する訳でもないし」
ダ「高級車に乗ってる訳でもないし」
私「連絡は全然してこないし」
ダ「そうそう」
私「せめて1つくらい、あってもいいのになあ」
ダ「そうだねf(^ー^;」
おっ、これはチャンスです!
私「他のことはいいけど、連絡だけしてほしいな」
ダ「また深夜に襲撃するけどいい?」
ダーリンは私が寝ているところに電話するのをとっても気にしています。電話しないことを気にかけてくれたほうが、こっちとしてはありがたいんですけどf(^ー^;
私「もちろんですよ!電話してもらえたらすっごく嬉しいんですから(^-^)」
ダ「じゃあそうする」

まあこんな話は今まで何回もしている訳ですが……(汗)。この効果が年明け位まで続いてくれるといいな♪

2003年12月24日   「メリー・クリスマス☆」

クリスマス・イヴです。1人でケーキを食べつつ(ミルクレープの残りは食べ終わっているので、また買ってきました(笑))『今日はダーリン、ホーム・パーティーで早く帰っているのかな?』と考えてたら、電話。当のダーリンでした。まだ帰っていなかったんだあ。
私「すごく嬉しいです(*^-^*)」
ダ「そう?」
電話でラブラブ話をした訳はなく、業務連絡に近い位ですが(笑)。でもいいんです、話ができたら♪
ダ「良いクリスマスを」
ダーリンの電話をくれたお陰で、良いクリスマスになりました(*^-^*)

2003年12月26日   「仕事納め電話納め」

今日は電話がかかってくるかも!そう思ってはやく帰りたかったのですが……結局遅くなってしまいました。ダーリンからは留守電が。
「別に用件はありません。よいお年を。それではさようなら」
これでダーリンも御用納めですね。3連続でお電話は、ダーリンにとっては快挙です。どうもありがとうございました、ダーリンもよいお年を♪

2003年12月31日   「またもや……」

最後に恒例のサイト作成裏話を。

すみません、またまたリニューアルしました(汗)。今回はNews Handlerというサイトのデザインをパクってます。あちらのほうが随分かっこいいので大丈夫だと思うのですが、関係者の方がご覧になって不愉快ならデザイン変えますので、お手数ですがご連絡くださいm(_ _)m
それから見えにくいところなどございましたら、教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

サイトを開いて2回目の年越しです。沢山の方がご覧になって応援してくださるので、継続意欲を下げずに続けていけるんだなーと思います。本当にどうもありがとうございます。最近アクセス数も落ち着いてきていて(増えもせず減りもせず)、私自身ものんびり構えられるようになりました(とか言いつつデザインコロコロ変えていますが、趣味ってことでお許しください)。来年の目標はダーリンにサイトのことを白状すること、かな?これからも変わらず見守っていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

2004年が皆様とダーリンと私にとって(欲張りスギ?)良い年になりますように☆

連載:日記まで(7)   「お別れ期間」

さて、お別れしていた間の話ですが。私はダーリンに「これからも週1回会ってほしい」ってお願いしました。まさか受け入れてもらえるとは(汗)。週に1度会って、手紙も毎日ではなくなりましたがちゃんと届いていましたし。今より待遇いいのは気のせい?f(^ー^;
どんな風に会っていたかと言うと、ダーリンが私の最寄り駅に着くと電話をしてくれて、私が駅まで走っていきます。そして一緒にダーリンの家の方向に3駅分歩く、という別れ話をしたときと同じコースをいつも散歩していました。それから時々はダーリンの趣味のお出掛けにつきあったり。「また瑠璃の家に行くと同じことを繰り返してしまうから」と、ダーリンが私の家に来ることはありませんでした。手さえつながないプラトニックな関係。ですが体の関係がないこと以外、お付き合いしていたときと全然変わらず、ダーリンとは仲良しでした。

この期間のダーリンですが、今考えると「思わせぶりでズルイ!」という感じ。落ち着いた今だからそう思えるのですが、そのときの私はダーリンの気持ちが分からずにオロオロしていました。

例えば、お別れ後初めてダーリンと会ったときの話。私は川端康成の「むすめごころ」という小説の話をしていました。

私は女の宿命とも言える、この弱点にぶつかった。私たちにとって全部であることが男にとっては半分でしかないということが、初めてわかったようで、突き落とされた気持だった。(川端康成「伊豆の踊子・禽獣」角川文庫より)

もちろんダーリンのことを指して言ったのですが。別れ話をしたときに真っ先に浮かんだフレーズです。それに対して、ダーリンは映画「ラ・マン」の話をしてくれました(ネタバレします。ごめんなさい)。
ダ「別れて何年も経ってね、男性から電話があるんだよ。『今でも愛してる』って」
その顔でその口で、そんなセリフ言わないでくださいよ〜っ(泣)。それがダーリンの気持ちだったのか、たまたまそういう話題になったのか、今でもよく分からないのですが。

復縁する直前はもっとヒドかったです。ダーリンの趣味のお出掛けについていったときのこと。ビルの階段を一緒に降りていたのですが、そこの階段が急で怖くて(高所恐怖症なんです)、私は壁にへばりつきながら下っていました。すると
ダ「手を取ってあげる」
と手をさしのべてきて。きゃあ(@_@)とドキドキしてたら、階段が怖いのも忘れていました(笑)。あのときは最初にダーリンが来たときと同じく、手をつないでいる時間がすごく永く感じられたなあ……。

そしてその後日、ダーリンから届いた手紙。
「○○公園(←一緒にお散歩した場所)の鴨は可愛かった。瑠璃も。とっても」
嬉しさと悲しさで七転八倒でした。

こんな状態が良くないと思ったダーリンは「もう会わないほうがいいんじゃないか?」と言い出して、でも私の涙に押し切れなかったり。あの頃は本当に2人ともボロボロだったなー、と思います。

では来月「日記まで」は最終回で、復縁したときのお話です。

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