陽子さんとの交換日記（2004年5・6月）

2004年5月26日（水）　　　陽子さん→瑠璃

瑠璃さん、こんにちは。お久しぶりです。あっという間にばたばたっと時間だけがたっているみたいです。春ってこんなもんなんでしょうか？GWが過ぎるともう夏の予定です。

今朝の新聞に「俵万智さんの初の恋愛長編小説が発売」ってあったので、ぜひかって読んでみようと思います。未婚で子どもを生まれたことを知って、それから「チョコレート革命」なんて読んでみると、なんかズキン！とくるものがありますね（と感じるのは私だけかもしれませんが・・・）。今までは何気なく読んでいた彼女の短歌にも重みを感じます。

男には首のサイズがあることの何か悲しきワイシャツ売り場

この歌。夫婦していても夫には私の手の届かないところもあるのよ、と既婚者と付き合っている方にも言いたいです。手が届かないところがあるから、その刺激がなんともいえないんだけれど。

小説を読んだら、感想をまた送ります。

2004年5月30日（日）　　　陽子さん→瑠璃

こんばんは。蒸し暑い日曜日でした。もうそろそろ梅雨なのでしょう。

ちょっと気分転換に昨日は今までの私らしくない服を買って、それを今日は着ていました。別にたいした事じゃないし、誰も気が付いてはくれないけれど、なんかちょっと自分の中ではうきうき気分でした。

前回に言っていた俵万智さんの小説を読みました。小説というよりも、エッセイって感じです。俵万智さんが未婚で出産された後だから、小説なんだけれど、どこまでが実話なのかな・・・と小説の中のことと実際のこととだぶついてしまいました。感想は・・・・俵さんが書くとセックスもいいな〜と感じてしまいます。私ってよほど欲求不満？　　なのでしょう。自分でも認めます。

小説の主人公は既婚者と付き合っているわけなのですが、妻と彼の関係とはまた違う二人の関係を強調されているな、と思いました。確かに私も夫と彼女との関係に照らしてみると、共感もします。彼の妻を不幸にしてはいけない、だから隠し通すのが二人の役目。知らなければ妻を悲しませることはない。
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確かに・・・・。でも、私が妻だったら、心配してくれてどうもありがとう。でもおおきなお世話。知らない妻にわざわざ知らせる必要など絶対ないけれど、妻と恋人は違う関係だから、と言い切れるのはあくまでも三人が全てを知っていて言える事。三人とも同じ条件で、事実と向き合ってから言える事。

もし、少しでも妻にばれるような事があれば、少しもごまかさずに妻と向き合ってほしいですね。それが出来てこそ、本物と感じ取れます。あくまでも私が妻の立場だったらの場合です。

そう考えると夫の彼女は、私の呼び出しに逃げずに出てきてくれたし、あやまらないけれど、何を言われてもいい、と言い切った彼女はやっぱり本気なのか・・・な？

いつだったか、2・3ヶ月ほど前になると思います。夫と彼女と三人で食事しました。別に呼び出したわけじゃないんだけど、「なんで彼女がいるの？」と今度は私のほうが思いました。まだまだ、三人そろえば険悪ムードは抜けきらないけれど（当たり前っか）、彼女は新しく始めた仕事のことなど、私が聞いたことにいやな顔せずに普通に話してくれました。無神経な私は「わたし、あなたのこと嫌いじゃないよ。」（「好きでもないけど・・・」とは言ってないよ）」とちょっと無理して言ってやりました。きっと思いっきりイヤミに聞こえたことでしょうね。もっと話が出来たら、もっと近くなれて、もっと彼女と夫の関係、私と夫の関係が全然違うところにあって、取り合いする必要などないってことが、私にももっと納得できてくるような気がしました。彼女の辛さは理解できないですが、人間って付き合ってみないとわからないです。

あ〜、ムシムシする夜です。

2004年6月13日（土）　　　陽子さん→瑠璃

瑠璃さん　こんばんは

５月の日記も楽しませていただきました。バーのマスターのセリフがいいですね。
「人と違う生き方をしている奴は、結局それを好きでやってるんだろ？」
「だから自分の生き方を楽しめばいいんだよ」

同感です。なににしても好きでやってるんですよ。ひとのためじゃなくって、自分のため。

ずっと前に大学院である研究をしている人に「どうしてそれをやっているの？」と質問をしたところ、「好きだから。それだけ」と言われてとても感激したことがあります。その人のやっていることははっきり言って、将来お金にはつながらないだろうとみんなは想像していたんですね。でも、理屈なしに「好きだから。」の一言にとっても納得しました。そうそう、理屈言っている間は何をしても本物じゃありません。今、その人は大学の教授です。損得など関係なく、好きなことに没頭していてとても素敵です。

まこさんとの交換日記に、フリージャーナリストの橋田さんの奥様がとっても素敵な女性と書かれていましたね。私と同じことを思っておられたんだとうれしくなりました。ほんとに素敵ですね。見た目も素敵だと思ったのですが、私はある意味で奥様の声に惹かれました。私は声が低いんです。ちょっと大声を出すと、すぐにかすれて出なくなるほど。アメリカだとアナウンサーの女性の声は、低めが良いそうなのですが、日本は何でもかわいい志向が強くて、声もそう。年配女性よりも少しでも若い女の子志向が強いのと同じかな、、、と思うのですが、違うかな？？？？何を言いたいかといいますと、橋田さんの奥様の声も素敵だな〜と一人でうれしくなってました。

女性が美しくなるのは50からですよ。私の周囲の50過ぎの女性はなぜかのびのびしています。独身の人も、孫のいる人も、子供なしで夫婦二人の人も。みんなさんそれぞれ違うけれど、みなさん素敵ですよ。